市民活動 Q&A
Q,ボランティアとNPOの違いは何ですか?現在、任意団体で活動しています。NPO法人になると何か変化しますか?
A,ボランティアは個人、NPOは団体を意味します。
NPOとはNon Profit Organizationの略です。日本語に置き換えると民間非営利組織となります。
大きな意味で言えばボランティア団体や町内会などの地縁組織、社団法人、財団法人も含まれます。
法人化したからといって、活動内容が変えられるわけではなく、収益性、事業性が高まることはありません。組織の形態を変えることを考えることも必要ですが、現在の活動や事業の内容をより充実させることが大切です。
Q,30人いた会員が10人にまで減ってしまいました。 会員を増やす為にはどうしたらいいでしょう?
A,加入した際には思いを共有できても、状況が変化することによって脱退してしまうことは少なからずあります。
会の目的が会員間で共有できているか、加入していることのメリットを会員に感じさせられているかどうか活動の事業の見直しをすることが大切です。
新しく会員を募っていくには、団体活動を多くの人に知らせることが必要です。
リーフレットやチラシを団体の活動内容に関連する公共施設に掲示したりタウン紙のイベント情報欄を活用することもおこなってみてはいかがでしょうか。
Q,イベントを運営する際、いつも同じ人ばかりに声をかけていてはと思うのですが、誰にどういった形で依頼したらよいのでしょうか?
A,イベント内容を伝えるチラシやポスター、団体の活動内容を知らせるリーフレットを作成することはもちろん、より多くの人たちにイベントを知ってもらえるようにタウン紙を活用するなど、後方の手段も工夫しましょう。
ツイッターやフェイスブックなどソーシャルメディアの活用で新しい層への掘り起しが期待できます。
Q,団体立上げの時から会計を担当してくれていた人が、急に辞める事になってしました。団体内で会計担当してくれる人を探したのですが、後任の担当者が見つかりません。どうしたらよいのでしょうか?
A,会計管理は団体運営の基礎とも言えるほど、大切なことです。
代表者が会計担当も兼務している団体もあるようですが、団体運営全般を一人の人に委ねてしまうのは、団体にとっても本人にとっても好ましいことではありません。
会計全般を担当することが負担とであれば、担当者は、現金出納帳をつけつなどの日常の会計処理のみを担当し中間決算、年度末決算、税務申告の部分は税理士等の専門家に依頼されてもよいのではないでしょうか。
Q,会社で経理の仕事をしていましたが、定年後、経理の経験を活かして、NPOで活動したいと思っています。どう貢献できるか、どこから始めればよいでしょうか?
A,NPOは会計の経験者がいないところが多く、会計をサポートする人材が求められています。
しかし、NPOが本当に困っていることは基本的・基礎的な事が多く、企業での経歴をそのままNPOに活かせるとは限りません。
そのため、NPO向けの講座やフォーラムなどに積極的に参加されることをお勧めします。
Q,ボランティアを募集して活動に参加してもらおうと思っていますが、気を付けることはありますか?
A,ボランティアに何をしてもらうか考えず、とにかく来てもらうというだけではトラブルに繋がる恐れがあります。まず、どの活動をボランティアに担当してもらうか、それにはどういう技術や力が必要かを考えて募集し採用する事です。
そしてボランティアの人と、活動するときに守るべき最低限のことや守秘義務などについて契約書を交わすとよいでしょう。
Q,地域で「憩いの場」をつくりたいのですが、何から始めたらよいでしょうか? コーヒーの有料提供、野菜販売などを考えています。一緒に活動する仲間はいます。
A,まず、仲間と思いを出し合い共有しましょう。どうして憩いの場を作りたいと思ったのか、どういう人に来てもらいたいか、そこで何ができるか、将来、どういう場にしていきたいかなどイメージを共有しましょう。
次に、地域に来てもらえる人がいるか周りの条件をリサーチしましょう。