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Q,NPO法人のメリット・デメリットはなんですか？

A,　法人化が団体にとって本当に必要かを問うことが大切で、一概にメリット・デメリットとは言い切れません。

　しかし、法人化で得られること（メリット)としては、団体として契約の主体となれること、銀行の通帳作成や

　事務所を借りる場合の契約を団体として行うことができます。

　　また、毎年、事業報告書の提出が義務付けられていますので、情報を公開することにより、社会的な信

　用が高まることなどがあります。

　　一方、認証・登記・各種届出などの事務処理にかかる時間も多くなること、常にNPO法に基づいた活動が

　求められることなど団体にとって負担に感じられることもあります。法人を解散するときに、残余財産の分

　配は禁止されているので、会費や寄付を返すこともできません。法人化については、これらのことを考慮し

　て慎重に検討しましょう。

 

メリット

・税制優遇措置が受けられる
・寄付金を集めやすい
・内部管理体制の充実
・公益性が向上する
・社会からの認知度や信用が高まる

・団体名義のため事務所や口座など契約しやすい

・情報公開の義務があるので一般の人がアクセス

  しやすく、多くの人に知ってもらえる

デメリット

・事務負担の増大など運営面の負担が増える

  （法人化取得業務、各種手続き、年一回の総

  会等）

・スタッフに給与を支払う場合、社会保険や労災、

  給与の手続きに手間とコストがかかる
・より幅広く情報公開をする必要がある
・活動内容が制限される可能性がある

・法や会計のルールに沿って運営するため、違

  反をすれば行政や周囲からチェックを受ける
・有効期間は5年間（更新制度あり）

・団体が解散した場合、残った財産は戻ってこ

  ず、他団体や自治体に寄付しなければならない

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